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灼熱東亜~在台日本人の観る日本・台湾・中国~

台湾に住む日本人大学院生が東アジア(日本・台湾・中国)情勢について書きます。

中国軍機13機が沖縄本島と宮古島との間の上空を通過

日中関係

2日、防衛省統合幕僚監部は同日午前から午後にかけて、中国軍機計13機が東シナ海から沖縄本島と宮古島との間の上空を通過し、その後、反転して引き返したことを発表した。

 

統合幕僚監部の報道発表資料「中国軍用機の飛行及び中国海軍艦艇の動向」によると、確認されたのはY-8早期警戒機1機、爆撃機と推定される軍用機6機、戦闘機と推定される軍用機6機で、航空自衛隊が緊急発進して対応した。

 

また、統合幕僚監部は同日、周辺海域において、中国海軍の艦艇計3隻も確認されたと発表した。同報道発表資料によると、海上自衛隊第12護衛隊「うみぎり」(呉)は、中国海軍ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦1隻、ルーヤンII級ミサイル駆逐艦1隻を宮古島の南東120km~200kmの海域で確認したほか、海上自衛隊第5航空群「P-3C」(那覇)は久米島の南南西90km の海域において、中国海軍 ジャンカイII級フリゲート1隻を確認した。これらの艦艇は東シナ海に向けて北西進したことを確認している。

 

一連の中国の動向について、中国の新華社は、これは中国海軍の年度訓練であり、特定の国家や目標はなく、国際法や国際規則に基づいているとしている。

 

また台湾の国防部は同事案について、該当の演習区域が台湾の防空識別圏と距離があるとしつつも、「國軍經常戰備時期突發狀況處置規定」に基づき、偵察監視を実施し、海空の動態を把握していると発表した。

 

今回、領空侵犯及び領海侵犯はなかったが、2日の産経新聞によると、記録のある平成15年以降の緊急発進対応として13機は過去最多であった。

 

今年1月20日に防衛省統合幕僚監部が発表した「平成28年度3四半期までの緊急発進実施状況について」によると、平成28年度3四半期までの緊急発進回数は883回で、前年度の同時期に比べて316回の大幅な増加があったとしている。

そのうち、644回は中国機に対するもので、全体の約73%を占めた。なお、前年度同時期は373回であったことから、271回の大幅な増加がみられた。

 

2日、統合幕僚長の河野克俊は記者会見において、今年度の緊急発進回数はすでに1000回を超えていると指摘した。これは1984年度の944回を上回り過去最多である。

その背景について河野は「中国の活動が非常に活発化し、活動範囲も広がっていることが主な原因だ」と言及した。

 

中国機に対する緊急発進回数は年々増加傾向にあり、日本周辺での活動が活発化していることは明らかで、さらに活動も常態化している。

今回のように活動のレベルを徐々に引き上げながら、積極的な海洋進出を図ることは避けられず、日本も量・質ともに優位性を確保するための対応が迫られる。